掛布DC“助っ人指導”継続 GM示唆、監督要請あれば1軍帯同

[ 2014年1月22日 09:04 ]

阪神・掛布DC

 阪神・掛布雅之GM付育成&打撃コーディネーター(DC=58)がオープン戦が本格化する3月以降も1軍の若手を“助っ人指導”する可能性が出てきた。2軍指導が主な役割ながら中村勝広ゼネラルマネジャー(GM)は和田監督からの要請を前提とした1軍帯同案を示唆した。

 「1軍にも打撃コーチはいるし、役割分担はあるべきだと思う。その点で掛布DCも1軍のスタッフに気を使っている。和田監督からの要請があれば…、というところかな。評論家の仕事で1軍のオープン戦に来ることもあるだろうから」

 現時点で決まっている掛布DCの動きは、2月1日のキャンプ初日を高知県の安芸組で迎え中旬には沖縄県の宜野座組に足を運ぶという日程まで。ただ、昨秋にDCという立場で阪神へ復帰した掛布氏は野球解説者や評論家としての活動継続を球団から認められ、今季も選手指導と兼任する方向。評論家としても阪神中心の観戦が予想されるだけにオープン戦や公式戦で1軍本隊と接する機会は決して少なくない。

 昨秋キャンプでは新井良、今成、森田、伊藤隼、緒方ら今季のレギュラー獲得を目指す層から中谷、西田、北條ら将来を期待される層まで幅広く指導。“小掛布”、“小バース”など命名する手法で選手の意識も変えながら潜在能力を引き出すことに努めた。

 前者の面々は今春キャンプも沖縄組に加わることが濃厚で、掛布DCが2月中旬に沖縄を訪れるのも昨秋からの指導に継続性を持たせる狙いがある。3月にも再チェックの機会を設けることは、むしろ自然な流れと言っていい。特に中堅、若手にとってオープン戦序盤から中盤は定位置争いの主戦場。結果を求められる中で掛布DCの指導、助言があれば、支えになることは間違いない。

続きを表示

2014年1月22日のニュース