ムネリン スペイン語、仏語挑戦 目標「100カ国語」

[ 2014年1月20日 05:30 ]

野球教室に参加した児童と記念撮影するブルージェイズ・川崎

 バイリンガルでは終わらない、マルチリンガル(多言語使用者)だ。ブルージェイズとマイナーで再契約を結び、招待選手としてメジャーキャンプに臨む川崎宗則内野手(32)が19日、スペイン語とフランス語の習得を今季のテーマに掲げた。

 「スペイン語を話す選手と絡むことが多いので、より具体的にしゃべりたい。フランス語も勉強して友人も増やしたい」。チームにはスペイン語を話す中南米の選手も多く、本拠地のあるカナダ(トロント)はフランス語が英語とともに公用語である。

 川崎は米移籍した12年マリナーズ時代から専属通訳は付けず、独学に加えてチームメートとの積極的なコミュニケーションで英会話力を磨いてきた。「知らないことを知るためには勉強しないと。野球を頑張るのは当然で、語学も凄く大事」。より多くの言語を身につければ、プレーだけでなく、人間としての成長にもつながる。語学の習得に熱心なスポーツ選手といえば、サッカー日本代表GKの川島永嗣。英語、イタリア語は堪能で、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、オランダ語も操る。川崎も負けじと、「台湾(中国語)、韓国語もしゃべれます。死ぬまでに100カ国語くらい話せるようになりたい」と壮大な目標を掲げた。

 この日は香川県小豆島で島内の小中学生160人を対象に野球教室を開いた。「最初は“コマメジマ?”と読んでしまいましたが、本当に野球が盛んで驚いた。凄くパワーをもらいました」。貴重なユーティリティー選手と評価されての再契約。メジャー昇格への道のりは簡単ではないが、「今、試合をしても大丈夫です」と自主トレですでに体は出来上がっている。川崎がメジャーリーガーにとどまらず、グローバルアスリートを目指す。

続きを表示

この記事のフォト

2014年1月20日のニュース