栗山監督 三原脩氏の墓参り V→最下位…同じ苦しみ

[ 2014年1月13日 05:30 ]

故三原脩氏の墓参に水をかける日本ハム・栗山監督

 日本ハム・栗山監督が、東京都内にある名将・三原脩氏の墓参りをし、最下位からの優勝を誓った。三原氏の墓参りは今年で3回目。11年12月は監督就任を報告し昨年はリーグ優勝の吉報を持って訪れた。ただ、今年はこれまでと違った。

 「苦しかった去年の戦いは、何が駄目だったのか。三原さんは何て言ってくれるのか、聞いてみたい」。巨人、西鉄、大洋(現DeNA)などで通算1687勝。先入観を持たず、次々と誰も使わない戦術を繰り出して優勝した三原氏は、栗山監督にとって尊敬してやまない存在だ。その名将も大洋監督就任1年目の60年に日本一になって翌61年に最下位。同じ苦しみを味わっている。

 過去、優勝翌年の最下位は三原氏のほか元ヤクルトの広岡達朗監督(78、79年)と元近鉄の西本幸雄監督(80、81年)しかいない。三原氏は最下位の翌62年に2位まで盛り返したが、優勝はなかった。墓前に花を供え、手を合わせた栗山監督は言った。「“監督は命がけじゃないとできないんだ”と言われている気がする。“よくやったな”と言ってもらえるように頑張ります」。その目は監督史上初の逆襲Vへ向けられていた。

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2014年1月13日のニュース