ガッツ小笠原 自慢ひげ復活 “練習の虫”ぶりも見せつけた

[ 2014年1月9日 05:30 ]

屋内練習場で自主トレを公開し、笑顔で初打ちの小笠原

 「竜のガッツ」が始動した。巨人からフリーエージェント(FA)権を行使し、中日に移籍した小笠原道大内野手(40)が8日、ナゴヤ球場での自主トレを開始。初日から5時間半にも及ぶ濃密なメニューを黙々とこなし、復活を期す新天地にかける思いを示した。

 「すっきり新鮮な気持ち。マスコミの方も多かったので自然と力が入った。自分の経験と力を生かすためにドラゴンズに来た。(目標は)試合に出て、優勝するための力になることです」

 口ヒゲをたくわえた精かんな顔つきで午前9時過ぎに球場入りすると、10時から約1時間のウエートトレーニング。その後はランニング、ストレッチ、キャッチボール、ティー打撃などでみっちりと体を動かした。若手が次々と自主トレを切り上げる中、最後にもう1度ウエートトレーニング室にこもり、すべて終了したのは午後3時30分。日本ハム、巨人時代から定評のある「練習の虫」ぶりを見せつけた。

 昨季は22試合の出場に終わり、年齢的にも崖っぷち。同じポジションにはルナや森野という強力ライバルがいる。それでも「選手を続けていく以上、そこを目指して体をつくっていく」とレギュラー獲りを宣言。プロ18年目、通算打率・311を誇る天才打者が、悲壮な覚悟で再出発した。

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2014年1月9日のニュース