あの5打席連続敬遠から21年…松井VS河野“真剣勝負”

[ 2013年12月29日 06:00 ]

笑顔で握手する松井氏(左)と河野さん

 元巨人、ヤンキースの松井秀喜氏(39)が、因縁の相手と21年ぶりに対戦した。TBS系で大みそか(午後6時)に放送される「年またぎスポーツ祭り!KYOKUGEN2013」の収録に参加。92年夏の甲子園で5打席連続敬遠された時に明徳義塾の投手だった河野和洋さん(39)がサプライズゲストとして登場し、1打席限りの真剣勝負に臨んだ。

 松井氏は「投げ方は(当時と)一緒だったね」と感慨深げ。日本橋学館大でコーチを務めながら、クラブチーム「千葉熱血MAKING」で監督兼選手として今なお現役の河野さんは「威圧感が増して怖くなっていましたね」と振り返った。

 また、来春の巨人宮崎キャンプで臨時コーチを務める予定の松井氏は、原監督からフリー打撃での実演指導を熱望されていることを聞かれ、逆提案。「俺が打つんだったら原さんにも打ってほしいよね。原さんとのホームラン競争ならやってもいい。それなら、そのために準備する」。2人合わせて現役通算889本塁打(松井氏507=日米通算、原監督382)の超豪華競演が見られるかもしれない。

 ▽松井の5打席連続敬遠 大会屈指のスラッガー、星稜・松井に対して、明徳義塾の馬淵監督は、河野に全5打席で敬遠を指示。5打席目、9回2死三塁での敬遠の際には、アルプス席からメガホンなどが投げ込まれ、試合が一時中断する騒ぎとなった。松井は全20球、一度もバットを振ることなく、星稜は敗戦。試合後、高野連の牧野直隆会長が異例の記者会見を行うなど「フェアプレーの精神」をめぐり、社会問題化した。

続きを表示

この記事のフォト

2013年12月29日のニュース