若虎・松田 160キロへ真冬に“ビーサン特訓”!?

[ 2013年12月29日 05:30 ]

来季の飛躍が期待される阪神・松田

 阪神の松田遼馬投手(19)が夢の160キロ計測へ向けて真冬の“ビーチサンダルトレ”を敢行することが28日、分かった。11月30日に用具提供を受けるミズノ社のスパイクを製造するミズノテクニクス山崎ランバード工場(兵庫県宍粟市)を訪問し足型を計測した際に、軸足となる右足が外反母趾(ぼし)のため70%ほどしか力が発揮できていないことが判明。今オフから矯正に着手することが決まり、ビーチサンダルの着用を勧められた。担当者は矯正に成功すれば「160キロ到達も可能」と断言した。

 矯正法の一つとして亀井さんが提案したのがビーチサンダルの着用だ。「親指と人さし指の間に刺激を与えて、親指を内側に戻すようにしたい。コンビニなど外出する時に履いてくれれば効果はある」。ユニークな矯正法に初めは目を丸くした松田も「すぐに買いに行きます!」。すでに選手寮に準備し、着用を開始した。季節外れの「ビーサン」で、真冬の街をかっ歩する。

 元守護神の藤川(カブス)の最速は156キロ。松田もあと9キロもあるが「160キロが出るかは分からないですが、球速はマックスまで上げたい。時間はかかるかもしれませんが、(矯正に)取り組んでいきたい」と大台到達へ並々ならぬ決意を口にした。

 将来の守護神として期待される19歳は3年目となる来季、呉昇桓につなぐセットアッパー役として大きな期待がかかる。遼馬がビーチサンダルを“相棒”に夢の「160キロ」へ踏み出す。

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2013年12月29日のニュース