荒木来季盗塁数「3倍返し」誓う「足は衰え感じない」

[ 2013年12月24日 05:30 ]

 史上最年長盗塁王で球団記録更新だ。中日の荒木雅博内野手(36)が23日、三重県菰野町で岡田とともに野球教室を開催。不本意な成績に終わった今季からの巻き返しに向け、最大の武器である足にもう一度、磨きをかけることを誓った。

 「足が衰えた感じはない。最近はあまり警戒されなくなったし、もっと走れるようにします」

 来年で37歳となるがあくまでスピードで勝負する。過去の盗塁王では、82年福本豊(阪急)、93年大石大二郎(近鉄)の35歳が史上最年長。「無理でしょ」と笑いながらも「35歳でやっている人がいるんだ」と敏感に反応した。メジャーでは98年にリッキー・ヘンダーソン(アスレチックス)が40歳になる年に盗塁王に輝いている。自身のタイトルは07年だけだが、当時は阪神・赤星(本紙評論家)という強力なライバルがいた。今のセ・リーグには盗塁のスペシャリストと呼べる選手はおらず、可能性はある。

 ここまで通算334盗塁で高木守道前監督の持つ球団記録まであと35。「そこは超えたい。何かで1番を取って終わりたい」。今季の12から3倍増を目指し、オフも下半身をいじめ抜く覚悟だ。

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2013年12月24日のニュース