巨人 V9の水色復活「史上最強のビジターユニホーム」

[ 2013年12月20日 05:30 ]

2014年に着用する新ユニホームのホーム用を着る(左から)内海、村田、ビジター用を着る宮国、中井

 巨人は、都内のホテルで球団創設80周年を迎える来季の新ユニホームを発表した。「stronger(より強く)」というコンセプトのもと、ホーム用の左袖に球界最多22度の日本一を示す星マークが初めて刻まれ、ビジター用をグレーから水色に変更した。

 水色は61~92年まで32シーズンにわたり採用されてきた。V9時代など絶頂期の象徴でもある水色の復活は、再び常勝軍団として君臨してほしいという願いもこめられている。桃井恒和球団社長は「ブルー(水色)は巨人史上最強のビジターユニホームだったと思う。このユニホームで、今年果たせなかった日本一を目指す」と力強く宣言。現役時代に青のビジターユニホームで暴れていた原監督も「巨人軍の歴史は、そのまま日本プロ野球の歴史と言っても過言ではありません。パイオニアとして伝統を引き受け、これからも戦っていきます」とビデオメッセージで決意を示した。

 約300グラムだった素材は30グラムの軽量化に成功し、機能性も向上させた。吸水性、速乾性、通風性なども高まり、村田も「着た瞬間に軽さがだいぶ違うと思った。肩まわりも動かしやすいです」と好感触。来季は80周年事業として球場内外で球団の歴史を感じさせる趣向を凝らすが、まずはユニホームを一新。新たな黄金期をにらむ。

 ≪ユニホーム変更点骨子≫

(1)左袖に22度の日本一を表す金の星をデザイン

(2)ビジターユニホームは61~92年まで採用されていた水色に回帰

(3)「GIANTS」の書体に05年以来となる花文字が復活

(4)オレンジがより鮮やかに

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2013年12月20日のニュース