来季FA権取得のオリ・金子 単年契約も球団ひと安心

[ 2013年12月20日 05:30 ]

2度目の交渉で契約を更改した金子

 オリックスの金子千尋投手(30)が神戸市内で2回目の契約更改交渉に臨み、1年契約で今季から8000万円増となる年俸2億円(推定)プラス出来高払いでサインした。来季、順調にいけば国内フリーエージェント(FA)権を取得することで契約年数に注目が集まったが、金子は「取る前から(FA移籍を)考えない」と「単年、イコール移籍前提」を完全否定。残留を望む球団にはひと安心となった。

 注目の決着は「単年」だった。会見場に現れた金子は「詳しくは話したくない」と口を閉ざしたが、その後の取材で1年契約を結んだことを告白。FA流出が一気に現実味を帯びる…と思いきや、きっぱりとした口調で、心中を明かした。

 国内FA権取得まで140日、開幕から約5カ月かかるため、「来年、日数的に取れるのは知っている。でも、1年丸々いないと取れない日数。正直に言いますが、何も考えていない」と説明。さらに「単年というと、FAする気満々、と思われるのが嫌。取るまで一切考えないし、取る前から(移籍を)考えたりしない」と言い切った。

 もちろん交渉では3~4年の複数年契約も提示されている。球団は、複数年で“残留宣言”させたかったが、金子は当初から単年希望。「自分に甘えたくない。先のことを考えて、来年もあるから、今年は(ペースを)おさえよう…とか、なりたくない」と、思いを曲げなかった。交渉役の横田球団本部長補佐も「いい話し合いはできた」と、金子の思いを受け止めての決着に納得した。

 来季は平野佳、馬原、坂口と主力選手の相次ぐFA権取得が予想される。12日の会見で平野佳は「オリックスで優勝することを一番強く思っているが、他球団のいろいろな意見、評価も聞いてみたい」と発言し、騒然となる一幕もあった。金子の発言によってはさらに騒ぎが大きくなったが、関係者の話によると残留に前向きな姿勢を見せているという。エースは来季の目標に「最多勝、最高勝率」を挙げ、来オフは球団が困るほどの年俸アップを狙っているようだ。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2013年12月20日のニュース