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能見単年契約に会見場ざわつく「複数年提示なかった」

[ 2013年12月19日 05:30 ]

能見は契約更改を終え会見する

 阪神の能見篤史投手(34)が18日、西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み3000万円増の年俸1億5000万円で一発サインした。今季は3年連続2ケタとなる11勝。順調にいけば来シーズン中に国内フリーエージェント(FA)権を取得するが、球団側からは予想された複数年の提示はなく、来オフにもエース流出のピンチを迎えることとなった。(金額は推定)

 阪神の大トリ更改となった能見は3000万円アップの年俸1億5000万円でサイン。金銭面での驚きはなかったものの、契約年数が単年だったことに会見場はざわついた。しかも、球団からは複数年の提示すらなかったという。

 「単年ですよ。ちょっとは(複数年の)お話としてはありましたけど、提示というのはないですよ。(複数年も)“どうだ”というのもないですよ」

 入団10年目の来季は順当なら5月中にも国内FA権を取得する。今季はメッセンジャーに次ぐ2位の11勝で、自身3年連続2桁をマーク。自他ともに認めるエース格で権利取得以降も絶対に欠かせない戦力だ。ならば1年前の今オフからその意思表示があっても不思議ではないのだが…。

 交渉役の高野球団本部長は「(複数年提示など)交渉のことなので…。ただ、権利は順当に行けば来年に取得ですから。そういう話はしました」と、交渉内容について能見と解釈の違いを感じさせる発言を繰り返した。

 比較対象となるのがメジャーへの移籍を希望していた鳥谷の例だろう。能見よりも2歳若い事情はあるが、球団は早くから残留を要請し、権利取得前から複数年契約を提示するなど条件と誠意の両面から引き留めに必死だった。海外FA権を取得している昨年更改も今年も同様で、単年で収まっているのは鳥谷の希望だ。

 「(残留要請などは)これから出てくるんじゃないでしょうか」。自身の去就には今のところ無関心を装っている。この日はキャンプ地や遠征先の練習環境などの話し合いに終始。投手陣の代表としての意見を述べるなど猛虎愛を見せているが、球団の対応次第では…。1年後の気持ちは不透明だ。

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