19歳女子大生 目指せ初女性プロ審判

[ 2013年12月19日 05:30 ]

第1回NPBアンパイア・スクールに参加した篠崎琳子さん(先頭)らが元気よくアウトのコールを練習する

 日本野球機構(NPB)は18日、さいたま市のロッテ浦和球場で「第1回NPBアンパイア・スクール」を開催した。審判員養成を目的とした初の試みで52人が参加。現役プロの審判員はじめMLB(大リーグ)公認審判学校長のジャスティン・クレム氏(43)が講師を務め、基本動作の徹底を中心とした技術指導と講義が行われた。

 初の女性プロ審判を目指して参加した篠崎琳子(りこ)さん(19=松本大1年)は名門・松商学園の軟式野球部出身。正規の部員で二塁手だったが「どんなに練習しても規定で女性は試合に出られなかった。何度も挑戦してプロを目指す」と目を輝かせた。NPBではこれまでの採用方法は公募やアマ球界からのスカウトなどだったが、今後は同スクールの修了者のみとなる。第1回スクールは23日まで行われ、成績上位者は3、4人をめどに来春キャンプに参加し、適性を見て研修審判員契約、独立リーグへの派遣を経てプロの審判員として採用される。

 ▼NPB・井野修審判長 プロ野球には審判員を育て採用するシステムがなかった。このスタートが切れたことが画期的で感慨深いものがある。

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2013年12月19日のニュース