楽天球団幹部が認識　マー君米行き「長引く可能性はある」

　楽天の安部井寛スカウト部長は１８日、田中将大投手の新ポスティングシステムでの米大リーグ移籍を容認するかどうかについて「球団内でそんなに簡単に調整できる話ではない。長引く可能性はある」と結論まで一定の時間がかかるとの認識を示した。

　外国人選手との渉外も担当している安部井部長は１７日に発効した新制度に「以前（の制度）とは違うもの。これから議論を重ねていかないといけない」と強調。球団の判断が注目されているが「容認ありきではない」とくぎを刺した。

　田中が海外フリーエージェント（ＦＡ）資格を取得するのは順調でも２０１５年オフで、来季移籍するには球団の同意を得てポスティング制度を利用する必要がある。