米紙も大きく報道「楽天は世論の重圧にさらされるだろう」

[ 2013年12月18日 09:08 ]

 米国の各メディアは17日、プロ野球楽天の田中将大投手が新ポスティングシステムを使っての大リーグ挑戦希望を表明したことを大きく報じた。

 ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)は「田中は依然不確定」との見出しで記事を掲載し「楽天には田中をメジャー球団に売る義務はない」としながらも「アメリカンドリームをかなえさせてあげるべきだという高まる世論の重圧に楽天は間違いなくさらされるだろう」と予想した。

 スポーツ専門局ESPN(電子版)は「田中は大リーグに行きたいが、チームは行かせたくない」と報道。新制度が定めた譲渡金の上限2千万ドル(約20億6千万円)について「ダルビッシュや松坂で日本球団が得たよりはるかに少ない額」とし、楽天が新制度に反対したことや田中の残留を望んでいることを紹介した。

 ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は「移籍が実現するかは楽天次第」とし、獲得を狙うとされるヤンキースなど5球団の名を挙げた。また同紙は別の記事で、移籍することになれば「少なくとも15球団」が獲得に名乗りを上げるとする匿名の大リーグ球団幹部の談話を紹介した。(共同)

続きを表示

2013年12月18日のニュース