榎田 対G開幕第3戦先発濃厚 コーチがローテ入り明言

[ 2013年12月18日 05:30 ]

子供たちにキャッチボールを披露する阪神・榎田

 阪神の榎田大樹投手(27)が来年3月30日の開幕第3戦に先発起用されることが17日、濃厚となった。中西投手コーチが「メッセ、能見、藤浪、榎田。(先発は)2枚足りない」と、順調にいくことを条件に左腕の開幕ローテーション入りを明言した。

 先発枠の中に新たに榎田の名前が入った。来季、開幕カードは巨人と激突。開幕投手候補に挙がる藤浪、能見に続く「第3の矢」が榎田となる。先発転向した今季、宿敵に対して3勝をマークし“Gキラー”ぶりを発揮した。メッセンジャーが2カード目の中日3連戦(京セラドーム大阪)の初戦を務めることが濃厚で、起用は誰もがうなずく流れと言える。6日の契約更改の際にも「投げさせてもらえるなら光栄」と開幕3連戦での登板に意欲十分だった。

 今季は4勝9敗と悔しい1年となった。「先発・榎田」の真価が問われる来季へ向けては「長いイニングも意識していきたい。1人で投げきるのは最高。完投できる時は完投したい。1番は勝った状態で中継ぎに回すことですけど」と完投を意識する。

 確かな自信がある。昨オフは左肘の手術明けでリハビリにほとんどの時間を費やしたが、今オフはウエートトレーニングを精力的に行っており開幕ダッシュへ着実に準備を整えている。「今年はウエートをしっかりできているので、肩、肘のスタミナは付けていけている。土台は今年とは違うので、気持ちに余裕を持ちながら勝負にいける。開幕ローテに入って1年間、回れるようにしたい」。大きな伸びシロを蓄えた背番号13が夢の開幕G3連倒の“締め”を務める。

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