マー君、安すぎる20億円…「損失」計り知れず、もう1年が得策

[ 2013年12月16日 07:59 ]

球団事務所に姿を現す楽天・田中

 楽天が、田中将大投手(25)のメジャー移籍を来オフに延期することを検討していることが15日、分かった。

 日本野球機構(NPB)と大リーグ機構(MLB)で基本合意している、ポスティング・システム(入札制度)に代わる新移籍制度では、球団が手にする入札金は2000万ドル(約20億6000万円)が上限。 旧制度のポスティング・システムでは上限はなく、田中の入札額は同制度の史上最高額1億ドル(約103億円)に達するとみられていた。

 当初、今オフのメジャー移籍を容認する方針を固めていた球団側の「損失」は計り知れず、立花社長は「価格の評価としては少し安いんじゃないかという話が出ている」と語っている。田中との会談では残留要請を行う一方、「本人の希望するシナリオも考えなければいけない」と意思を尊重する意向を示している。そこで「折衷案」として1年後のメジャー移籍を約束し、来季も楽天でプレーしてもらうというわけだ。

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2013年12月16日のニュース