広島・岩本 座禅で定位置の座を「1本出ると安心する…と言うか」

[ 2013年12月16日 05:30 ]

ファンと触れ合う岩本

 広島・岩本貴裕外野手(27)が15日、広島市郊外の中学校であったイベントに参加。ファンの前で来季目標に「100試合以上の出場」を掲げた大砲は、課題とする集中力向上へ座禅を組む珍プランを明かした。

 「代打じゃなく、スタメンで出たい。そのためには集中力を1打席じゃなく、4打席持続できるようにしないと。座禅とか考えています」

 5年目の今季は過去最多の82試合に出場。打率・255、5本塁打、24打点の成績を残した。ただ、代打で3本塁打、11打点、打率・350と高いアベレージをマークするのに対し、スタメンで出場した24試合は1本塁打、10打点、打率・217と振るわなかった。

 「(安打が)1本出ると安心する…と言うか、“それでいいや”と思ってしまう部分はある」

 CSファーストステージ開幕の10月12日、阪神戦で甲子園の右翼席へ叩き込んだ、9回の代打3ランが記憶に新しい。そんな打撃、集中力が4打席持続すれば外野、あるいは一塁の定位置奪取が現実味を帯びる。そのために、座禅を組んでみようか…というわけだ。

 ひと振りに懸ける勝負強さを証明した今季。だが、代打に甘んじる気持ちはさらさらない。「3割とか数字を目標に挙げても、点差が開いた場面で打っては意味がない。ここ一番の、印象に残る場面で打ちたい」。可能性を信じるなら、珍トレーニングに挑む価値ありだ。

 ≪球界の異色トレ≫

 ▼新井(神)ほか 精神面を鍛えるため、燃え上がる炎を前に祈願を行う護摩行を行っている。

 ▼内川(ソ) 今月13日に陸上女子短距離で北京、ロンドン五輪代表・福島千里と合同トレーニング。

 ▼田中浩(ヤ) 山登りやバレエを取り入れるなど毎年趣向を凝らしており、今オフは歌舞伎を取り入れる予定。

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2013年12月16日のニュース