阪神 井川獲りで交渉中 オリではトレード要員 8年ぶり古巣復帰か

[ 2013年12月15日 08:03 ]

阪神時代の井川

 先発補強を目指す阪神が、トレードでオリックスの井川慶投手(34)の獲得を目指していることが14日、分かった。阪神側が交換要員を用意するか、金銭によるトレードも含め、両球団で交渉している。成立すれば、井川は06年以来8年ぶりの古巣復帰となる。

 井川はかつて阪神のエースとして活躍。03年に20勝を挙げて18年ぶりのリーグ優勝の立役者となり、05年のリーグ優勝にも貢献した。06年オフにポスティング・システム(入札制度)を利用してヤンキースに移籍。ヤ軍との契約が切れた昨年、阪神時代の恩師・岡田監督が指揮を執っていたオリックスで6年ぶりに国内復帰した。

 昨オフに左肘のクリーニング手術を受けたため、今季は開幕から出遅れた。それでもシーズン中盤に戦列復帰し、3勝3敗、防御率2・59だった。オリックスは井川をトレード要員に挙げており、先発補強を目指す阪神と利害が一致した。

 井川は06年オフにポスティングシステム(入札制度)を利用してヤンキース入り。登板3試合目で初勝利を挙げたが、その後はたびたびマイナーに降格し、フォームの改造を命じられた。2年目は未勝利、3年目以降はメジャーでの登板はないまま11年オフにFAとなった。

 米国でのプレー続行を希望したが、オファーがなく日本球界復帰を決意。12年3月、阪神時代の恩師・岡田監督が率いるオリックスに入団した。年俸1億円プラス出来高の2年契約に加え、阪神時代の背番号29を用意されたが、2年間で5勝10敗。12月3日には40%ダウンの年俸6000万円プラス出来高で更改している。

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2013年12月15日のニュース