元巨人・仁志氏らに「愛のムチはあり得ない」 アマ側第1回研修会

[ 2013年12月14日 05:30 ]

研修会に参加する仁志氏。右は黒江氏

 プロ野球経験者が高校、大学で指導する資格を短期間で回復できるようになった新研修制度で、アマチュア側の日本学生野球協会による第1回研修会が13日、都内で行われ、元巨人で侍ジャパンでコーチを務める仁志敏久氏(42)、ロッテや大リーグで活躍した小宮山悟氏(48)ら125人が約6時間にわたって体罰禁止などについての講義を受けた。

 体罰問題については、日本高野連の西岡宏堂理事が「時代は変わっている。愛のムチはあり得ない」と力説。選手が苦痛と感じれば1分間の正座でも体罰になりうるとの注意喚起に、小宮山氏は「正座させる時間があるなら技術的なことを教えるべきだ」と持論を展開。高校生指導について初めて実情を知った面も多く、仁志氏も「プロ側の人間には分からないことがあったので、参考になった」と謙虚な姿勢で述べた。

 既にプロ側の日本野球機構(NPB)による研修を済ませた今回の参加者は14日で座学を終え、学生野球協会の適性審査に進む。来年1月中旬にも新制度での認定第1号が出る見通し。

 ▼元横浜(元DeNA)監督・大矢明彦氏 自分のシニアリーグのチームで教え子だった高校生を、また教えたい。

 ▼東京国際大・古葉竹識監督 僕が現役の時にアマと断絶する事件が起きてから約50年。こんなにうれしいことはない。

続きを表示

2013年12月14日のニュース