30歳引退の中日・前田 人望買われ異例の2軍コーチ就任

[ 2013年12月14日 07:37 ]

2軍バッテリーコーチへの就任が決まった前田

 本人が1番驚いた。当初はブルペン捕手に転身する予定だった中日の前田が、落合GM―谷繁兼任監督の新体制から要請されたのは2軍バッテリーコーチへの就任だった。まだ30歳の青年コーチ。それもプロ12年間で1軍出場は54試合、2軍暮らしが長かった捕手にとって、異例の抜てきだった。

 「本当にびっくりしましたけど、そういうチャンスをいただいて責任を感じています。選手と年齢が近いことが特長だと思うんで、同じ目標を持って成長していきたい」

 地元名古屋市、それもナゴヤ球場のすぐ近くに生まれ、01年のドラフト1位で入団。選手としては大成はできなかったが、第2の人生もナゴヤ球場でスタートすることになった。11月の秋季キャンプでは、新米コーチとして慣れないノックバットを振るう初々しい姿があった。

 「コーチといっても、何かを教え込むというより、選手と一緒に考え、協力しながら、1軍を目指して少しでもうまくなっていく道を探したい」

 思い描くコーチ像は何でも相談できる「良き兄貴分」。後輩からの人望も厚い好青年の新たな挑戦が始まる。

 ◆前田 章宏捕手(まえだ・あきひろ)30歳、12年目。中京大中京(愛知)から01年ドラフト1巡目。最高年俸850万円(12年)。

 ▼通算成績 54試合、打率・070、0本塁打、1打点、0盗塁。

 ▼思い出 11年6月12日の楽天戦(Kスタ宮城)。岩瀬さんがプロ野球タイ記録の通算286セーブを達成した試合でバッテリーを組んだこと。

 ▼再出発 中日2軍バッテリーコーチ。

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