阿部 「投手」松井相手に興奮「世界一、高い打撃投手」

[ 2013年12月5日 06:05 ]

マンハッタンのバッティングセンターで松井氏を打撃投手役に打撃練習を行った阿部

 ニューヨークに滞在中の巨人・阿部慎之助捕手(34)が3日(日本時間4日)、今オフ初の打撃練習を行った。市内のバッティングセンターでOBの松井秀喜氏(39)が打撃投手を務めた。阿部は10年に大幅に改造した打撃フォームは、松井氏を参考にしていたことを初告白。練習後にはヤンキースタジアムを見学するなど、ベースボールの本場から新たな刺激を受けた様子だった。

 興奮を隠せなかった。場所はマンハッタンのど真ん中。ケージの向こうから、阿部に投げてくれるのは、あの松井秀喜だ。「世界一、高い打撃投手に間違いないですよね」。一球一球丁寧に、力強く。31スイング。豪快に大先輩へ打ち返した。

 「ぜいたく、の一言でしょ。大都会にこういう施設があるのもビックリしたし、苦労した浪人時代があって、今の姿があるのも分かりました」

 このバッティングセンターは、12年に所属球団がなかなか決まらなかった松井氏が、浪人時代に汗を流した施設。室内に響く乾いた打球音を通して、2人は黙々と練習を重ねた。

 阿部 松井さん、こっちに来てグリップの位置が変わりましたよね。

 松井 トップに近くなったね。(トップまで)引く時間がとれなくなった。最初から近いところに構えていたよね。

 阿部 僕も4年近く前に変えました。そこはパクらせてもらいました。

 10年に大幅に打撃フォームを改造した阿部だが、その際に松井氏を参考にしたことを初めて告白した。近年はツーシームやカットボールといった本塁ベース付近で小さく動く球が全盛となり、さらに投手はクイックなどで打者のタイミングを崩しにかかる。そこで阿部は松井氏と同じように左肩付近にグリップを置く構えに変更し、無駄な動きを省いた。松井氏は阿部の打撃について「シンプルに考えるところは似ている。シンプルに打ち返せれば打者にとって理想」とお墨付きを与えた。

 目指す方向性は間違っていなかったことが確認できた。阿部は「似ているところはあると思う。シンプルというのは松井さんも好きな言葉のはず。そこを僕の来季のスローガンにしていきたい」。松井氏と同じように、巨人の4番として確実性と、飛距離という相反する二面を求められる。阿部は来季、「ゴジラ打法」をさらに昇華させ、憧れの存在に一歩でも近づく。

 ≪来年1月放送予定≫なお、この日の阿部と松井氏のヤンキースタジアム訪問などの様子は、フジテレビ系のスポーツ情報番組「すぽると!」で来年1月以降に放映される予定。

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