イチロー トレード危機 ヤ軍が世界一貢献のレ軍外野手獲得

[ 2013年12月5日 05:30 ]

ヤンキースのイチロー

 ヤンキースのイチロー外野手(40)がトレードの危機に直面した。ヤ軍は3日(日本時間4日)、レッドソックスからFAとなったジャコビー・エルズベリー外野手(30)と7年総額1億5300万ドル(約157億6000万円)の大型契約で合意した。

 エルズベリーは「1番・中堅」として今季のレ軍の世界一に貢献。打率.298、9本塁打、53打点、52盗塁で3度目の盗塁王に輝いた。ヤ軍は中堅手ガードナーが左翼に回る予定。右翼候補には今季34本塁打のソリアーノのほか、レッズからFAとなった秋信守(チュ・シンス)の獲得も目指している。メジャー通算3000安打まで残り258本のイチローが、2年契約の最終年となる来季、今季以上に出場機会が減る可能性は高い。

 ナ・リーグのあるスカウトは「環境を変えることで以前のようなプレーを見せる可能性があるし、それにかけるチームもあるだろう」と分析。オリオールズ、ジャイアンツ、レッズなどが獲得に動く可能性がある。

 ▽イチローの今季の出場機会 出場試合数は150試合。胃かいようで故障者リスト入りした09年(146試合)より多かったものの、途中出場も多く打席数555、安打数136はいずれもメジャー自己最少。

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2013年12月5日のニュース