呉昇桓のニックネーム募集へ　有力候補は「スンちゃん」！？

　阪神・和田豊監督（５１）が２８日、入団が決定した呉昇桓（オスンファン）投手（３１＝韓国サムスン）について、愛称を公募するプランを明かした。

　「今までは、どんなふうに呼ばれていたんだろうね。ただ、公募とかにしてもいいんじゃないかな。本人の希望があれば、それでもいいしね」

　指揮官が粋なアイデアを披露した。名前をそのまま呼ぶよりも、愛称やニックネームで呼ぶ方が互いの距離はぐっと縮まる。本人の希望を尊重する案もある一方で、着目したのが熱心な虎党の存在。球団として具体的な動きを見せるのはこれからだが、中村ＧＭは「それもアイデアとしてね。監督とも話します」と前向きな姿勢を見せた。

　有力視される候補としては「スンちゃん」が挙がるが、かつてロッテ、巨人などに在籍した李スンヨプ（サムスン）の二番煎じは否めない。いずれにせよ、金本知憲氏（本紙評論家）の「アニキ」のように、愛称が定着するようなことになれば、呉昇桓がそれだけチームに貢献した証しと言えるだろう。

　１２月には入団会見のため来日する予定で、その際には和田監督ら首脳と会食の席を持つという。「不安もあるだろうから、少しでもそれを取り除いてあげられればね」。新守護神が野球に集中する環境をつくるべく、指揮官自ら様々な面でサポートしていく。