藤浪「よそのチームを言っても仕方ない」 G大型補強にも動じず

[ 2013年11月29日 08:49 ]

松田(左)と楽しそうにラウンドする藤浪

 兵庫県加東市内のゴルフ場で開催された「オーナー杯」に参加した阪神・藤浪晋太郎投手(19)が28日、来季の打倒Gに向け、何とも頼もしい言葉を連発した。

 「よそのチームの補強をどうこう言ってもしかたがない。巨人戦に当たれば、しっかり投げるだけだと思います」

 巨人が来季も最大の敵であることに変わりはない。新戦力として井端が加わり、西武からFA宣言した片岡の入団も秒読みと、戦力補強を着々と進めるライバル。しかし、そこは今季10勝を挙げた虎の黄金右腕。心意気も規格外だった。

 今季の対戦成績が3打数1安打2四球1犠打の井端に対し「投げにくさ」を問われると「そんな(投げにくい)印象はないです」とキッパリ。巨人戦の被打率が・250とセ・リーグ相手では自己ワーストだったことにも「あまり意識はしていません。パ・リーグの打線の方がよく打たれたイメージがあります」と振り返った。

 今季、巨人戦は3試合に先発し1勝1敗、防御率2・50と堂々たる投げっぷりを披露。「そこまで特別な感じはしなかった。伝統(の一戦)をそこまで意識はしなかったです」とあくまでシーズンにおける1試合を強調した。来季はさらに重要な試合での起用が多くなることが確実だが、気負いはない。藤浪は、どんな時も平常心で目の前の勝利を追い求めていく。

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2013年11月29日のニュース