今成 来季は“6刀流”や!柔軟性武器に生き残る

[ 2013年11月26日 08:39 ]

800万円アップの2000万円で更改し会見する今成

 阪神・今成亮太捕手(26)が25日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。今年は捕手、内・外野と4ポジションで自己最多の88試合に出場し800万円増の2000万円で更改した。秋季キャンプでは三塁守備も練習。来季は「1人6役」で全試合出場を目指す。(金額は推定)

 生きる道は分かっている。他の選手にない強みは、どのポジションでもこなせる柔軟性。今季は右翼の他に捕手、一塁、左翼と4ポジションに就いた今成は来季、最強のマルチプレーヤーになることを誓った。

 「チャンスが広がれば、どういう形であってもいい。144試合出られるようにしたい」

 20日まで行われた高知・安芸での秋季キャンプでは三塁守備にも挑戦した。来季、中堅も守ることになれば4プラス2で1人6役となる。

 もちろん器用貧乏で終わるつもりはない。狙うはスーパーサブではなくスタメン出場。「ポジションが定かではない中で、空いているポジションを狙ってほしいと(球団から)言われた。来季に向かって目標ができたし、いい評価をしていただいた」。センスあふれる打撃を生かすため、守備位置にはこだわらない。

 7月5日の広島戦(マツダ)ではプロ8年目で自身初の本塁打を放った。「打つのが遅すぎたというか…。どちらかというとヒットを打つタイプなので打率、打点を残してチームに貢献したい。オフは(秋季)キャンプでやってきたことを継続してやっていきたい」。720万円と思われた年俸は1200万円だったことが判明し800万円増の2000万円でサイン。来季は“スーパーマルチ手当”で大幅アップを狙う。

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2013年11月26日のニュース