ライアン小川、新人王!チーム“史上初の大役”候補だ

[ 2013年11月26日 05:30 ]

新人王に選出された小川は笑顔でガッツポーズ

 セ、パ両リーグは25日、今季の最優秀新人(新人王)を発表し、セはヤクルトの小川泰弘投手(23)、パは楽天の則本昂大投手(22)が選ばれた。セの有効投票総数273票のうち252票を獲得した小川は、セ・リーグでは99年の巨人・上原浩治(現レッドソックス)以来の最多勝とのダブル受賞となった。両リーグの最優秀選手(MVP)は26日のプロ野球コンベンションで発表される。

 狙っていたタイトル獲得の知らせ。小川は、ゴルフ場の鮮やかな紅葉に負けないほどの、晴れやかな表情を浮かべた。

 「自分と違って注目度の高い新人がいる中で、意識していなかったといえばうそになる。そういう新人がいる中で獲れたのはうれしかった」。入団時から注目を集めた巨人・菅野が13勝、阪神・藤浪が10勝と高レベルの争いとなったが、勝ち星(16勝)、勝率(・800)でともにリーグトップの数字を残し、2人を圧倒。文句なしで今季3つ目のタイトルとなる新人王を手にした。

 今季は最下位に沈んだチームの中で唯一、奮闘。そんな頼れる右腕に小川監督は「開幕投手は今の時点では決まっていないけど、候補には入ってくる」と絶大な信頼を寄せた。ヤクルトの投手では72年の安田猛、93年の伊藤智仁、02年の石川雅規、04年の川島亮と過去に4人が新人王を獲得しているが、翌年開幕投手を務めた投手はいない。新人王翌年の開幕投手という、チーム史上初の快挙の可能性は十分にある。

 周囲には「2年目のジンクス」を心配する声もあるが、侍ジャパンの台湾遠征でチームメートになった昨年のセ・パ新人王の広島・野村、ロッテ・益田から既に留意点は聞き出している。「周りは2年目のジンクスと過剰に言うけど、自分次第だから自分のペースを守ってやれ」。さらに投手ではリーグワースト3位となる16盗塁を許し、今季の課題だったクイックモーションも、秋季キャンプで広島・前田健のけん制の動画を研究。速いターンの習得を目指すなど抜かりはない。

 最高の形でルーキーイヤーを締めくくった小川は、来季さらなる重責を担いチームを引っ張る。

 ≪青木以来8年ぶり≫小川はヤクルトから05年青木以来8年ぶり10人目の選出で最多勝とのダブル受賞。2リーグ制後の新人で最多勝を獲得したのは99年上原(巨)と松坂(西)以来9人目で、全員が新人王受賞となった。また最下位チームからの新人王は、01年赤星(神)以来12年ぶり11人目(セ5人目)。

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