目標は20本塁打!広島のプリンス堂林“強振”で名誉挽回だ

[ 2013年11月25日 09:07 ]

前田健(右)とトークショーに臨んだ広島・堂林は来季20本塁打を狙うと宣言

 広島・堂林翔太内野手(22)が24日、レギュラーとしての一本立ちを誓う5年目の目標に、20本塁打をぶち上げた。フルスイングの魅力が薄れた今季は、打撃不振が続いた上に故障による離脱が重なり、不本意な成績に終始。その反省を踏まえ、あえて高いハードルを設定した格好だ。真価が問われる来季。プリンスは持ち味の“強振”で名誉挽回を誓っている。

 日焼けした顔が、秋季日南キャンプでの充実ぶりを物語っていた。三塁だけでなく右翼や一塁など、複数守備に挑んだ19日間。「試合に出るためには大事なこと」としながらも、打撃には守備以上のウエートを置いた。真価が問われる来季へ向け、堂林は自らに言い聞かせるように話した。

 「守れるから使ってもらえる選手じゃない。打たないと試合には出られない。来年、20本は打たないといけない」

 三塁の定位置獲りを目指した今季は、左手骨折による夏場以降の離脱もあり、105試合で打率・217、6本塁打、41打点。全144試合に出場した昨季の打率・242、14本塁打、45打点と比べると明らかにモノ足りない。第三者に指摘されるまでもなく、堂林自身がそれを痛感する。

 「本塁打が減ったことが一番気にくわない。飛ばないボールで14本打ったのに、飛ぶボールになって6本。二塁打の数も減った。当てにいっている自分がいた…」

 一発長打の魅力が光った昨季は、一方でリーグ最多の150三振を喫した。いきおい、昨オフは「本塁打数は減ってもいい」とし、打点重視に方針転換。なのに不振が長引き、試行錯誤を強いられた。転機はキャンプ中の「右に打つことは今まで以上にできている。もっと振ることを意識したらどうだ」という野村監督の助言。22歳は言う。

 「振ることがいいと言われていたのに、そこが消えていた。三振を減らそうとしても(打率は)2割ちょっと。監督の話を聞いて落ち着いた」

 今オフ、堂林は大野練習場とマツダスタジアムを拠点として、自身の技術と身体を再度磨き、鍛え直す考え。「去年の形に近い、いい感覚がつかめた」というキャンプ終盤。それを体に覚え込ませるべくスイングし、ウエートトレや送球練習にも時間を割く計画だ。

 「差をつけられるのはこのオフ。自信を持って(春の)キャンプに臨みたい。フォームからタイミング、フルスイングできる形を追求したい」

 原点回帰。広角への飛距離を誇る22歳には、名誉挽回を図る時間がまだたっぷりある。

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