伊東監督 俺が教科書 若手捕手育成へ160球受けた

[ 2013年11月22日 05:30 ]

就任後初めてブルペンで投手の球を受けるロッテ・伊東監督

 名捕手の復活だ。ロッテの伊東監督が21日、千葉県鴨川市で行われている秋季キャンプで、就任後初めて捕手としてブルペン入り。西武の監督だった07年以来、6年ぶりにキャッチングを披露した。

 打ち上げを翌日に控え、血が騒いでいた。「若い捕手に(手本を)見せるのが一番の狙い。いかに投手をのせてやるかが大事なんや」。吉鶴育成担当コーチからミットを借りると、投球練習を始めようとしていた大谷に「さあ、来い!」と声を掛けた。

 ブルペン内は一気に独特の緊張感に包まれた。「ミットを突き破るぐらい投げてみろ!」「ええ球や!それを続けろ!」。小気味のいいミット音が響き渡り、1球ごとにかけ声が飛ぶ。160球。時間にして約1時間弱の「伊東塾」は、まさに生きた教材だった。

 07年にルーキーだった西武・岸の球を受けてからはブルペン入りを封印していたが、日本球界を代表する名捕手の技術は色あせていなかった。3年目の江村は「やばいぐらいうまいっす!あの柔らかさって何なんですかね」と目を丸くした。すべて直球を投げ込んだ大谷も「緊張したけど、1球ごとに意味を持って投げさせてくれた。僕の球はカットするけど、ミットが流れない。ミットが呼んでる感覚です」と感激しきりだった。

 今オフに西武からFA宣言した涌井の球も04年に受けている。19日のロッテとの初交渉後に電話で連絡をとったそうで、「(涌井は)感じとしてはよかった、と言っていた」と明かした。「来年の春も機会があればブルペンに入るよ。俺もまだまだいけるやろ。マイミットも持って行くから」。涌井の入団は確実とみられ、石垣島キャンプでは10年ぶりに「師弟バッテリー」が復活しそうだ。
 

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