亜大7年ぶりV!DeNA3位・嶺井が全打点!

[ 2013年11月21日 05:30 ]

<明大・亜大>優勝しマウンドで喜び合う亜大ナイン

明治神宮大会 大学の部決勝 亜大2―1明大

(11月20日 神宮)
 高校、大学の部ともに決勝が行われた。大学の部は東都大学リーグで5連覇を果たした亜大が明大に2―1で競り勝ち、7年ぶり4度目の優勝を果たした。今秋ドラフトでDeNAから3位指名を受けた嶺井博希主将(4年)が決勝の左越えソロ本塁打を放つなど、全打点を挙げた。

 最後の打者を中飛に仕留め、マウンド付近で亜大ナインが輪をつくる。嶺井は喜びをかみしめながら、ゆっくりと歩を進めた。リーグ戦で5連覇を達成しながら日本一まで封印していた生田勉監督の胴上げ。力を込めて3度、宙に持ち上げた。

 「力が抜けた感じ。ホッとしたのが一番だった。この1年間、全員で取り組んできたことは間違いではなかった」

 0―0の4回1死。左腕・山崎の内角カットボールを左翼席に運んだ。6回2死三塁ではコンパクトに振り抜き中前適時打。「自分で決めようとは思っていなかった。次につなぐ気持ちだった」と言いながら、チームの全得点を叩き出した。

 昨年まで絶対的な存在だった東浜(現ソフトバンク)が抜け、苦悩の中での新チームスタートだった。今春の全日本大学野球選手権では決勝で涙をのんだ。生田監督は「何かを変えないと勝てない」と、練習メニューを選手に作成させるなど、自主性を重んじた。その先頭に立ったのが、捕手で主将の嶺井だった。学生コーチらと「勝つためには何が必要か」を考えミーティングを重ねた。スクイズ、盗塁、ヒットエンドラン…。リーグ戦中も練習メニューには工夫を凝らした。チームは今大会3試合で7盗塁を決めたが、いずれも選手の判断でスタートを切った。「最後の最後でいいチームが出来上がった」と指揮官は言った。

 試合前には母校・沖縄尚学が高校の部で初優勝を飾った。同校の比嘉公也監督から「次はおまえの番だ」と声を掛けられ、「後輩に負けていられない」と刺激に変えた。08年センバツでは東浜とバッテリーを組み、全国制覇。あれから5年。今度は主将としてチームを束ね、大学日本一をつかんだ。25日からは母校での教育実習に臨む嶺井は「まずは野球より勉強です」と、先生の顔で笑った。

 ▼DeNA・中畑清監督 どんどんワクワク感が増すね。そもそもドラフト3位に残っていてくれたのがラッキー。バッティングに不安があるかなと思っていたけど、打つのも急成長しているとなると三拍子そろった即戦力。彼が入ることによってチームの心臓部分である捕手でレベルの高い競争をしてくれるといいね。早く会いたい。キャンプが楽しみだなあ。

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