藤浪、足固め完了!インステップ矯正、新フォームでズバズバ

[ 2013年11月20日 09:03 ]

捕手を座らせて投げる藤浪

 「ニュー晋ちゃん」の足固めが完了した。阪神・藤浪晋太郎投手(19)は高知・安芸で行われている秋季キャンプ最終クール5日目の19日、今キャンプ最後のブルペン投球練習を敢行。そのラスト3球はインステップを矯正した「新フォーム」でシーズン中をほうふつさせる力の入ったボールを投げ込み、見守った和田豊監督(51)ら首脳陣から及第点を引き出した。

 明るい未来へと、つながる3球だったと言えよう。今キャンプ中、藤浪が投球練習の締めくくりに、捕手を通常の位置に座らせてボールを投げるのは、この日で3度目。ただ、これまでのブルペン投球とは、力の入れ具合が明らかに違った。

 「だいぶ(インステップ矯正の)意識付けは出来たと思います」

 いつも通り、捕手をホームベース手前に座らせて、33球を投じた後だった。「しっかりめに投げます!」。藤浪の声がブルペン内に響き、横川ブルペン捕手が通常の位置に移動してミットを構える。そこへ力を込めて、締めの3球。躍動感あふれるフォームから投じられたボールは、ほぼ全力と言っても過言ではない球威を伴っていた。

 もちろんインステップ矯正のために従来より左足の踏み込む位置を1足半分、一塁側に移動させた新フォームでの投球。それでも、違和感を感じさせない。シーズン中をほうふつさせるボールを、18・44メートル先のミットに叩き込んでみせた。

 来季、背番号19に対して10勝をマークした今季以上の活躍を期待する首脳陣も、「ニュー晋ちゃん」の勇姿に満足げにうなずいた。「球うんぬんというより、ね。最後の3球は完全に力を入れていたけど、力を入れてもフォームは崩れていなかった。ステップだったりね。それが数多く投げた時にどうなるか、ということも出てくるけど、現段階では順調というかやろうとしていることが出来ている」と和田監督。二人三脚で新フォームづくりに取り組んでいる中西投手コーチも「強いボールを投げても、それまで(力を入れずに投げていた時)の幅と、同じくらいで踏み出せていた」と及第点を与えた。

 球団関係者によれば、藤浪本人もこの日のブルペン投球に「良い球もありましたね」と、手応えを口にしていたという。今キャンプでは右が8本歯の新スパイクをテストするなど、インステップ矯正に取り組んできた。それが腰などに掛かる負担を軽減し、シーズン中に苦手とした左打者対策となる「新フォーム」へとつながるからだ。今キャンプで、着実に新境地へ向けて前進した藤浪。「実りの秋」の収穫を手に、2年目へと向かう。

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