中村GMが久保に謝罪 抑え転向「非常に迷惑掛けた」

[ 2013年11月20日 05:30 ]

阪神とのFA交渉を終え、すっきりした表情で会見に臨む久保

 阪神の中村勝広ゼネラルマネジャー(GM=64)は19日、FA宣言した久保康友投手(33)との残留交渉の席上、今季の起用法について謝罪した。開幕までに守護神を獲得できなかったことから久保を抑えに配置転換したが、会談では来季の先発を確約するとともに、異例の謝罪をしてまで残留を訴えた。

 球団首脳から一選手へ向けた異例の謝罪だった。残留交渉の席上、中村GMは今季の抑え起用について、久保に謝罪した。

 「彼には非常に迷惑を掛けたと。適材適所という意味では 果たしてクローザーが良かったのかというと ころ。チーム事情で彼にみこしを担いでもらった。その辺のところは編成の責任者として謝罪しました」

 編成部門の責任者として、痛切な思いを口にした。昨オフ、長年にわたり守護神としてチームを支えた藤川が海外FA権を行使してカブスへ移籍。代役として五十嵐(当時ヤンキース傘下3Aスクラントン)の獲得を狙ったが、最後はソフトバンクにさらわれてしまった。そのあおりを受ける形で、先発を希望していた久保の抑えへの配置転換が決定。仮に補強が成功していれば久保の転向もなかっただけに、反省の言葉を並べた。「球団としては、かなり踏み込んだ誠意だと思います」と中村GMは異例の謝罪について説明した。

 久保が残留を決断した場合、来季は先発で起用することは既に現場とも確認済み。条件面でも2年3億円を用意しているとみられるDeNAに負けない金額を提示する予定だ。他球団への流出を阻止するために、なりふり構わずラブコールを送った。

 それでも交渉を終えた久保は態度を保留した。球団に対しては「みんな優勝したいので、勝つために一生懸命頑張りましょうということしか伝えてない」という。さらに中村GMから来季の先発復帰を確約されたことについては「どこを希望するというのはない。仕事があるのが大事」と話した。

 今後は獲得に乗り出すことを表明しているDeNAとも交渉を行う予定。球団首脳の異例の謝罪が、久保の決断にどのような影響を与えるか注目だ。

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