大竹に背番号「17」用意 相思相愛の巨人が誠意見せる

[ 2013年11月20日 05:30 ]

広島で背番号「17」をつけた大竹寛

 巨人が広島から国内フリーエージェント(FA)宣言した大竹寛投手(30)に、背番号17を用意していることが19日、分かった。20日に広島市内のホテルで初交渉を行う。既にソフトバンク、楽天と交渉した大竹だが、埼玉県出身で在京球団への希望が強いとされるだけに、巨人と相思相愛ともいわれる。日本一奪回へ最大の補強ポイントである先発投手の獲得へ向け、FA右腕を一気に口説き落とす。

 FA交渉解禁日から5日目。満を持して大本命が動いた。20日に大竹と交渉するという球団の発表を受け、原監督は報道陣の前で「吉報を待つだけです」と話し、ソフトバンク、楽天との争奪戦に参戦することを表明した。

 巨人の切り札は背番号17だ。広島時代の12年間、ずっと17を背負い続けてきた大竹に配慮し、同じ背番号を用意する。現在、17は香月がつけているが、この日に本人の承諾も得たことから20日の初交渉で、大竹への提示が可能になった。

 巨人の背番号17といえば、かつて沢村栄治が初年度に1年間背負い、その後スタルヒンや槙原寛己らそうそうたる投手が背負ってきた番号。さらに条件面でもFA選手との契約年数は通常2年が基本線だが、大竹には3年の好条件を用意した。契約金&出来高を含めると総額5億円の大型契約を提示。最大限の誠意を示し、即日合意も視野に一気に猛アタックをしかける。

 さらに原監督も間接的に交渉に参戦する。ジャイアンツ球場で大竹への印象を問われると「それは(原沢球団代表に)伝えてあるので、交渉の場で伝わるでしょう」と説明。獲得への熱いメッセージが、交渉の席で口説き文句として大竹に伝えられる。

 大竹はソフトバンクから4年総額10億円、楽天には3年総額6億円と初交渉で好条件の提示を受けた。だが埼玉県出身で在京球団への志向が強いことから長年、関東でのプレーを望んでいたという。20日に巨人から原監督のメッセージと背番号17という、猛アピールが届く大竹が、一気に巨人入りに気持ちが傾くことは確実だ。

 巨人は今季、内海、杉内、菅野の3投手が2桁勝利を挙げたが、沢村、宮国ら期待した若手投手が伸び悩んだ。年間通して先発ローテーションを固定できなかった上に、ドラフトでも即戦力投手を獲得できず、今オフの先発投手の補強が最大のテーマだった。他球団の動向などを慎重に見極めた上でのFA参戦で、その最大の補強ポイントを埋めることになる。

 リーグ3連覇と日本一奪回へ。今季両リーグトップの39度の逆転勝利を挙げた巨人が、オフの争奪戦も後半勝負で強さを見せる。

 ▼槙原寛己氏(スポニチ本紙評論家、87~01年に巨人の背番号17)背番号には誰もが愛着がある。球団は今年、17を背負っていた香月を説得してから提示するはずだし、それだけ期待が大きいということでしょう。歴史がありますから、もし入団したら頑張ってほしい。

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