海老蔵似の楽天・小関 よっ!千両役者打 星野監督もゾッコン

[ 2013年11月18日 05:30 ]

<キャンベラ・楽天>MVPを獲得した小関は初々しく「バーン」

アジアシリーズ予選リーグB組 楽天6―3キャンベラ

(11月17日 桃園国際)
 準決勝進出が確定していた楽天は1次リーグB組でキャンベラ(オーストラリア)を6―3で下し、2連勝で同組1位を決めた。1軍公式戦初出場した高卒4年目の小関(こせき)翔太捕手(22)が2回に走者一掃の先制二塁打を放ち、同試合のMVPを獲得。同じ高卒4年目の西田哲朗内野手(22)も適時三塁打を放つなど、来季の飛躍を目指す「星野ニューチルドレン」が躍動した。楽天は19日の準決勝でA組2位の統一(台湾)と対戦する。

 マスクを脱ぐと、キリッとした眉に端正なマスク。小関は「坊主にすると(歌舞伎役者の)海老蔵さんと激しく言われます」と話した時だけ相好を崩した。1軍初出場、しかも国際舞台でMVP。だが各国30人以上の報道陣の前で口を突いたのは、反省の言葉だった。

 「最少失点で抑えるのが(捕手としての)僕の役目。失点してしまったので、これを今後に生かしたい」。プロ4年目の22歳。1軍初打席は2回1死満塁で巡ってきた。初球のファウルはハーフスイング。だが、すぐに切り替え、2球目、高めに浮いたスライダーを捉え、走者一掃の左翼線二塁打を放った。捕手らしく配球を読んだ一打。「打てたことは素直にうれしい。勝ちにこだわっていた」と振り返った。

 高校通算30本塁打を誇る1メートル81の大型捕手。春季キャンプは2年連続で1軍スタートとなったが、開幕1軍を逃した。2軍降格を伝えられると涙を流した。星野監督はその涙と努力を見ていた。「いいモノを持っている。大卒だったら今年のドラフト1位だろう。毎年2人ずつくらい選手が出てこんとチームは活性化しない」。今季は銀次、岡島ら星野チルドレンが日本一の原動力となった。連覇を目指す来季に向け、アジアの舞台でニューチルドレンが躍動。「(失点は投手の)永井が悪い。小関はワンバウンドも止めていた。これからチャンスを与える」と期待を寄せた。

 7回に2番手捕手の伊志嶺と交代。「信頼されないといい球を投げてもらえない」とまだ先輩との差は痛感している。それでも向上心こそ小関の武器である。

 「サブのままで終わりたくない。まずは1軍で出場機会を得るために頑張りたい。(ミスをして)坊主にならないように頑張ります」。海老蔵似のままで終わるつもりはない。

 ◆小関 翔太(こせき・しょうた)1991年(平3)9月6日、福岡県生まれの22歳。中学では小倉バディーズに所属し、三塁手として2年春に全国大会出場。3年時から捕手を始める。東筑紫学園では1年秋からレギュラーも甲子園出場はなし。09年にドラフト3位で楽天に入団。2軍通算成績は122試合で打率・222、3本塁打、23打点。1メートル81、81キロ。右投げ右打ち。

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