サイ・ヤング賞 ダル、岩隈は受賞逃す…最多勝シャーザーを選出

[ 2013年11月14日 08:31 ]

レンジャーズのダルビッシュ投手

 大リーグは13日(日本時間14日)、今季のサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を発表し、ア・リーグはリーグ最多の21勝を挙げたタイガースのマックス・シャーザー投手(29)が初受賞した。最終候補に挙げられていたレンジャーズのダルビッシュ有投手(27)は2位、マリナーズの岩隈久志投手(32)は3位で、日本投手初の快挙はならなかった。

 同賞はBBWAA(全米野球記者協会)会員の投票で決定。シャーザーは記者30人のうち、1位票を28を獲得し、計203点という圧倒的な支持を得た。

 ダルビッシュは今季13勝9敗、防御率2・83で、277奪三振でリーグ奪三振王のタイトルを獲得し、被打率でもリーグトップの・194を記録。2位票19を獲得し、93点で2位となった。

 岩隈はリーグ3位の219回2/3を投げ、防御率も3位の2・66を記録。味方の援護が少ないチーム状況にありながらリーグ8位タイの14勝(6敗)をマークした投球内容が高く評価され、73点だった。

 日本投手の過去最高位は4位(95、96年ドジャース野茂、08年レッドソックス松坂)で、ダルビッシュ、岩隈ともにこれを抜いた。レッドソックスのワールドシリーズ制覇に貢献した上原浩治投手(38)は10点で7位だった。

 ナ・リーグはドジャースの左腕、クレイトン・カーショー投手(25)が2年ぶり2度目の受賞。

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