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黒田 1800万ドル争奪戦 イチローに並ぶ日本人最高年俸も

[ 2013年11月13日 06:00 ]

ヤンキースの黒田

 ヤンキースからフリーエージェント(FA)となった黒田博樹投手(38)が11日(日本時間12日)、ヤ軍から提示されていたクオリファイング・オファー(QO)を拒否した。この日が回答期限で、大リーグ選手会が発表した。提示は規定額1410万ドル(約14億1000万円)の1年契約。黒田は引き続き交渉が可能なヤ軍を含め、獲得を希望する球団と今後も交渉を続ける。

 ヤ軍のブライアン・キャッシュマンGMは「別に驚かない。ただ彼は素晴らしい投手であり、素晴らしいチームメート。信じられないほどの闘争心もある。交渉を続けていきたい」と淡々と話した。同制度を拒否された昨年は最終的に年俸1500万ドル(約15億円)の1年契約で残留している。今後はヤ軍が条件を見直し、1年契約で再び残留という見方が強い。ただし、つなぎとめるのは容易ではない。

 今季は低迷したヤ軍の投手陣の柱としてフル回転し、11勝13敗、防御率3・31。来年2月に39歳になるが、4年連続で11勝以上、防御率も3点台前半と成績は安定しており、市場での評価は上がる一方だ。08年から4年間ドジャースに在籍したことから、ナ・リーグを経験しているのも強みだ。既にブルージェイズが代理人に接触し交渉したとの報道もあり、争奪戦はヒートアップ。米メディアでは来季年俸はイチローがマリナーズ時代の09~12年に手にした日本人最高年俸1800万ドル(約18億円)までつり上がると予想されている。

 キャッシュマンGMも状況は把握しており「来年どうしたいかは、彼次第。日本にも米国にも選択肢はいっぱいある」と慎重。来季プロ18年目を迎える黒田の決断が待たれる。

 ▽クオリファイング・オファー(QO) 昨季から導入されたFA移籍に伴う旧所属球団への補償制度。規定額は毎年変動し、その年の年俸上位125選手の平均。球団は同オファーを提示することで、移籍時には見返りに移籍先からドラフト指名権を得られる。指名権は1巡目と2巡目の間に設定され、前年の成績下位球団から指名。規定額での契約を拒否した場合でも、旧所属球団と引き続き交渉できる。昨オフの全9選手に続き、今オフも提示を受けた全13選手が規定額を受け入れなかった。

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