西武 岸に複数年用意「レオの顔」に最大限の誠意

[ 2013年11月12日 06:00 ]

西武のエース岸

 西武は、来季中にも国内FA(フリーエージェント)権を取得するエース岸孝之投手(28)に2年の複数年契約の提示を検討していることが11日、分かった。球団幹部は「複数年も考えないといけないかなと思う。ほぼ毎年2桁勝ってきて、エースとして働いているし、評価はしっかりやりたい」と話した。

 岸は新人の07年に11勝を挙げると、故障もあり8勝に終わった11年以外は全て2桁勝利。今季もチーム最多タイの11勝(5敗)を挙げた。昨オフ、自己最高の年俸1億5000万円プラス出来高で契約を更改。今季は、自身初の開幕投手も務めるなど人気、実力ともに「レオの顔」に成長した。

 球団は昨オフ涌井に2年契約を提示。しかし、単年契約となり、今オフのFA権の行使につながった経緯もあるだけに、来季は投手陣の大黒柱としてさらなるフル稼働が期待される岸に最大限の誠意を示して力で引き留める構えだ。また、正捕手の炭谷も来季中に国内FA権を取得するだけに岸と同様、契約更改が注目を集めそうだ。

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2013年11月12日のニュース