11日労使折衝 新ポスティング・システム進展は

[ 2013年11月11日 06:00 ]

 日本野球機構(NPB)と労組・日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)の労使折衝が11日、神戸市内で行われる。新しいポスティング・システム(入札制度)の導入について協議する。米球団による入札額の1、2位の中間額が日本球団に支払われ、選手は1位球団のみと交渉する新制度はNPBと大リーグ間で合意に達したが、日本の選手会が「複数球団と交渉できるようにすべき」と主張。先行きは不透明になっている。

 選手会の松原徹事務局長は「選手と米球団の交渉が破談した場合の違約金も含め、NPBの説明を聞きたい」と話した。一方、12球団側からは「万が一、選手会の承認を得られなくても新制度は導入すべき」という強硬な意見や、今後の見直しが可能な1年契約で新制度を導入する案も出ている。NPBは米国の移籍市場が本格化する今週中の導入を目指し、選手会に承認を求める構えだ。

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2013年11月11日のニュース