かずさマジック初V ソフトドラ3右腕岡本がMVP

[ 2013年11月8日 06:00 ]

<新日鉄住金かずさ・富士重工>初優勝を決め、喜ぶ新日鐵住金かずさ・岡本(左)

スポニチ後援第39回社会人野球日本選手権決勝 新日鉄住金かずさマジック1―0富士重工

(11月7日 京セラD)
 決勝が行われ、新日鉄住金かずさマジックが富士重工に1―0で競り勝ち、都市対抗を含めた二大大会で初優勝を果たした。ソフトバンクからドラフト3位で指名を受けた岡本健投手(21)が1―0の8回1死二塁から4番手で登板し、1回2/3を完全救援。4三振を奪う快投で最高殊勲選手賞を手にした。また、オリックスから2位指名を受けた富士重工の東明大貴投手(24)が敢闘賞に輝いた。

 吠えた。1回転して、大きくジャンプした。岡本は最後の打者を空振り三振に打ち取ると、楽天・田中のような豪快なガッツポーズを見せた。

 「都市対抗はベスト4で終わったので、日本選手権で日本一になりたかった。達成できてうれしい」。1―0の8回1死二塁で登板。続けて空振り三振を奪い、ピンチを脱した。「前の3人が0点に抑えていたので、自分も絶対に抑える」と強い気持ちで投げた。最速は145キロを計測。9回も3人で片付ける完全救援だ。しかも打者5人から4三振を奪い、完封リレーで初優勝を決めた。

 準決勝で敗れた都市対抗後は2日の一度のペースで150球の投げ込みを行った。今大会は先発した初戦を含め、3試合10回1/3で15奪三振。奪三振率13・06で最高殊勲選手賞を獲得した。神戸国際大付出身の3年目。入社当初「3年後、絶対プロに入ります」と誓い、有言実行でプロ入りした。今季から主に抑えを任され「一球一球に対する集中力が変わった」という右腕はソフトバンクでも中継ぎで期待される。

 社会人ラスト登板となった岡本の姿に、鈴木秀範監督は「一生懸命投げている姿を見て寂しさがこみ上げてきた」と涙を流した。21歳のチーム最年少投手はプロの世界へと羽ばたく。初優勝という置き土産を残して。

 ▼新日鉄住金かずさマジック・内田(6回2死一、二塁から代打で決勝の左前打)全員が役割を果たしてつかんだ優勝。

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