かずさマジック初優V!鈴木監督男泣き「感謝してもしきれない」

[ 2013年11月7日 23:18 ]

初優勝を決め胴上げされる新日鉄住金かずさマジック鈴木監督

第39回社会人野球日本選手権大会決勝 新日鉄住金かずさマジック1―0富士重工

 接戦を制し、新日鉄住金かずさマジックが悲願の初優勝を果たした。

 0―0の6回2死一、二塁から代打・内田が決勝の左前打。外角低めの変化球に食らいつき、しぶとく運んで「チームの方がつくってくれたチャンス。ヒットでなんとして点が取りたかった」と喜んだ。神戸国際大付から八戸大を経て、チーム入りした23歳。鈴木秀範監督から「代打の切り札」として起用され、大仕事をやってのけた。

 同じく神戸国際大付出身で、ソフトバンクドラフト3位の岡本が、先輩の活躍に燃えた。1―0の8回1死二塁の場面から登板。ピンチを142キロの直球とスライダーで連続空振り三振に仕留めると、9回も2三振を奪って3人で抑える完全救援を見せた。ヒーローインタビューで「絶対抑えるという気持ちでマウンドに上がった。三振は狙っていないが1球1球集中して投げた」。先発した初戦を含め、3試合10回1/3で15三振を奪い最高殊勲選手に輝いた。

 「日本一」を目標に掲げ、今年最後の大会で達成した鈴木秀範監督は「本当にいろんな人に助けられて、ここまでこれた。感謝してもしきれない」と試合後、男泣きした。

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2013年11月7日のニュース