複数ポジションで強化!和田監督、内外野シャッフル守備練習

[ 2013年11月7日 08:59 ]

<阪神秋季キャンプ>フリー打撃後、森田を指導する和田監督

 阪神が今キャンプ初めて内外野手を入れ替えた守備練習を実施した。複数ポジションを守れる選手の育成が狙いで、昨秋キャンプに続く練習メニューを組み込んだ。

 和田監督が意図を説明した。「最低、2つのポジションをしておかないと。違う動きをすれば、グラブさばきも変わってくるからね」。若手中心の秋季キャンプだからこそ実施できる練習だ。

 過去には内野手だった大和を外野にコンバートして成功。今季は捕手の今成が外野に加えて一塁手としても出場した経緯もある。

 各選手の打力を生かす目的に加えて、重量打線を組む上では起用法に可能性が広がることは明らかだ。例えば新井良を相手投手の兼ね合いで外野手としても起用できる。実際に12年には外野手としても出場している。指揮官は「何かのときには(新井良を外野として)行く可能性もある」と明言。各選手が複数ポジションを守ることができれば有事の際にも有効だ。

 来季の巻き返しを狙う和田阪神が、チーム全体の底上げに向けて試行錯誤を繰り返し、勝利へとつなげる。

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