ロッテ1位・石川7回0封!東京ガス、激闘制し4強

[ 2013年11月6日 06:00 ]

<パナソニック・東京ガス>力投する東京ガス・石川

日本選手権第8日 準々決勝 東京ガス2―0パナソニック

(11月5日 京セラドーム)
 準々決勝4試合が行われ、東京ガスはロッテからドラフト1位指名された石川歩投手(25)が7回無失点、10奪三振と好投。延長11回の末に2―0でパナソニックを退け、準優勝した1978年大会以来の4強入りを決めた。新日鉄住金かずさマジック、富士重工、三菱重工広島もそれぞれ準決勝に駒を進めた。

 ヤクルトのドラフト3位・秋吉と投げ合った東京ガスのロッテ1位・石川は7回を被安打2で10奪三振。チームを35年ぶりの4強に導き、「チーム全員の雰囲気が良くなっている。負けたくなかった」と振り返った。

 10月30日の東邦ガスとの1回戦終了後、右手人さし指にマメができた。それでも菊池壮光監督に「問題ないです」と志願登板。最速147キロ直球とシンカーを低めに集めた。7回終了時に再び右手人さし指に違和感を感じて緊急降板。「悔しい思いはあるが、チームが勝つためなので」と気持ちを落ち着かせた。そのエースがベンチから見守る中、11回に5番・黒田が左前適時打を放つなど2点を奪った。石川は「自分の詰めが甘くないところを見せたい」と初優勝を見据えた。

続きを表示

2013年11月6日のニュース