原監督 40年ぶり日本一連覇ならず「途上のチームであるということ」

[ 2013年11月3日 22:20 ]

<楽・巨>ベンチで腕組みする原監督

日本シリーズ第7戦 巨人0―3楽天

(11月3日 Kスタ)
 巨人の40年ぶり日本一連覇は夢と散った。第6戦で楽天の絶対エース田中を攻略し逆王手を懸けたが、わずか一夜で貧打に逆戻り、わずか5安打無得点で屈した。この日もクリーンアップはわずか1安打と沈黙、最終回に連投となった田中に一打同点の好機を作るのがやっとだった。

 「世紀の一戦」と意気込んだ原監督は試合前にも選手らと円陣を組み、手をつないで鼓舞したが、美馬―則本―田中のリレーに封じられた。「向こうの先発投手を打ちあぐね、主導権を握れなかった。いい戦いをしたが一歩及ばなかった。途上のチームであるということ」と敗戦の弁で悔しさをにじませた。

 レギュラーシーズン、CSと盤石な戦いを見せたが、シリーズは“東北の力”にわずかに及ばなかった。シリーズ中にはV9を成し遂げた川上哲治氏が死去、巨人の功労者に日本一報告はできなかった。2014年はこの屈辱をばねにシーズンを戦うことになる。

 ▼巨人・白石興二郎オーナーの話 楽天の方が一枚も二枚も上手だった。3勝3敗で最終戦までよくやってくれた。やはりV2は難しい。川上さんがやったV9は想像を絶してすごい。また来年から頑張る。臥薪嘗胆(がしんしょうたん)、日々精進で。

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2013年11月3日のニュース