出てこい!第2のGG ロッテ16日から入団テスト

[ 2013年11月3日 06:00 ]

伊東監督がチームスタッフと談笑する

 入団テストにこぞってご参加ください――。ロッテの伊東監督が、千葉県鴨川市で行っている秋季キャンプでテスト生の募集を告知した。「今回のキャンプでテスト期間を設ける。掘り出し物を見つけたい。どんどん応募してほしい」。埋もれた才能を掘り出すため、異例の「求人募集」だ。

 10日に第1回合同トライアウトが実施されるが、球団は16日から3日間程度を入団テストの受け入れ期間として設定。紅白戦などの実戦練習での成績をもとに合否を判断する。「実戦を見るのが一番分かりやすいやろ」と指揮官。プロ野球経験者であることが条件で、応募人数に上限はない。

 昨年の秋季キャンプでも入団テストを行い、同年8月までイタリアでプレーしていたG・G・佐藤、ロッテと阪神でプレーした小林宏、元中日の佐伯の3人が参加した。このうち、紅白戦で適時打を放ったG・G・佐藤が見事に合格。今季は主に代打として起用され、楽天とのCSファイナルS第4戦(Kスタ宮城)では3ランも放った。ラストチャンスをものにしてカムバックした右の大砲は「野球を辞めようと考えていたのに、1年後にCSで本塁打も打てた。人生は何が起きるか分からないので、ぜひトライしてほしい」と呼び掛けた。

 今年も多くの選手が戦力外通告を受けた。林信平本部長も「積極的に門戸を広げたい」と話しており、「第2のG・G・佐藤」の発掘を狙っている。

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2013年11月3日のニュース