7回2死満塁で登板 田沢“真っ向”クレイグ斬り

[ 2013年11月1日 06:00 ]

カージナルス戦の7回2死満塁で登板し、4番打者を一ゴロに仕留めたレッドソックス・田沢

Wシリーズ第6戦 レッドソックス6―1カージナルス

(10月30日 ボストン)
 レッドソックスの田沢は最後も力でねじ伏せた。6―1の7回2死満塁から登板すると、4番クレイグに真っ向勝負。2球目の95マイル(約153キロ)の外角直球で一ゴロに打ち取った。「投げた球はあまり覚えてないけど、必死でアウトを取りましたから。抑えられて良かった」と笑顔を見せた。

 今ポストシーズンは歴代2位タイの13試合に登板。通算6ホールドは大リーグタイ記録となった。リーグ優勝決定シリーズでは昨季の3冠王カブレラ、今シリーズは強打者ホリデーと3度、いずれも厳しい場面で対戦してきた。田沢がリードを守ったからこそ、上原につなぐことができた。「打者1人といえばそれまでかもしれないが、そこを評価してもらえたらうれしい」。レギュラーシーズンと合わせて昨季の37試合を大幅に上回る自己最多の84試合登板。「もがき苦しんだけど、来年につながる1年だった」と充実感を漂わせた。

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2013年11月1日のニュース