ノムさん 赤バットは憧れ「真の野球学を直接聞いてみたかった」

[ 2013年10月31日 06:00 ]

川上哲治氏死去

 野球解説で東京ドームを訪れた野村克也氏は「野球少年だったので、赤バットの川上、青バットの大下に憧れていた。京都の田舎で巨人ファンだった。遠い存在、まさに神様。残念です」と語った。

 野村氏が南海の選手兼監督を務めた72年オフ。川上氏に電話を入れ、川上氏の自宅でトレード交渉を行った。その時に「(現役の)長嶋君も同席させてくれ。トレードがどういうものか教えたい」と川上氏から言われたという。「将来の監督、勉強のためにとはいえ、凄いと思った」と振り返った。

 野村氏は監督通算勝利数で歴代5位の1565勝を誇るが「常にV9時代が頭にあった。川上さんだったらどうするかと考えて、川上さんをかがみにした。もう一度お会いして、真の野球学を直接聞いてみたかった。野球のお手本を示していただいた」と話した。

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2013年10月31日のニュース