つかみ取った先勝!“亀様キャッチ”で原巨人救った!

[ 2013年10月27日 06:00 ]

<楽・巨>8回2死一、二塁、楽天・松井の左飛を捕球する亀井

日本シリーズ第1戦 巨人2―0楽天

(10月26日 Kスタ宮城)
 コナミ日本シリーズ2013は26日に開幕し、球団として40年ぶりの2年連続日本一を狙う巨人が、球団創設9年目で初出場した楽天に2―0で先勝した。緊迫した試合展開は、亀井善行外野手(31)が8回2死一、二塁の大ピンチで、松井の本塁打性の打球をスーパーキャッチ。6回無失点と好投した内海哲也投手(31)のあとを受けたマシソン、山口、西村の救援陣も完封リレーで応えた。2年連続23度目の日本一に向けて、強打の巨人がまずは守り勝った。

 ベンチで原監督がこん身のガッツポーズ。それほどの美技だった。2点リードの8回2死一、二塁。松井の左中間への大飛球を亀井が背走しフェンス手前でジャンピングキャッチ。勝利を決定付けたプレーを、指揮官は興奮気味に振り返った。

 「いいポジショニングをしていた。スーパープレー。そういうものも含めてツイていたと思います」

 緊迫した試合展開。だからこそ、亀井の守備がひときわ光った。1点を先制した直後の5回2死二塁もそうだ。岡島の浅い飛球に対し、事前に左翼線寄りに前進守備を取り難なく捕球。岡島の今季73安打中28安打、40%弱が左方向というデータに基づいた守備位置が当たった。そして8回はリードが2点。「一塁ランナーがいたので後ろめに守っていた。きょうは打球が飛んでいたのでそれを頭に入れていた」と、長打での同点を防ぐことを優先に、やや深めのポジショニングが奏功した。

 「(今季は)日本一連覇が目標」と掲げてきた原監督。この日、球場入り後のミーティングで選手を鼓舞した。「1勝1勝を積み重ねて4勝を勝ち取ろう。戦い方は先手必勝が重要。やられたらやり返すという言葉があるが、やられる前にやる気持ちを第1戦から出していこう」。自らの指揮下では02、09、12年と白星スタートを全て日本一に結びつけた。

 亀井への指揮官の期待はいつでも大きかった。侍ジャパンの監督を務めた09年のWBCでは代表に選出。イチローが原監督に「亀井って本当にいい選手ですね」と言ったほどの潜在能力の高さを買った。多くの出場機会を与えようと10年オフには三塁転向を指示し、11年に内野手登録に変更。だが12年に村田が加入し、亀井の成績も打率・236と振るわなかった。

 今季は亀井が直訴し、再び外野手登録に変更。07年から外野用のグラブは一貫して同じ型を使用。球界では野手が7年も同型のグラブを使うのは異例だ。そこには「こだわりのある外野で活躍するのが監督への恩返しだと思っている」との決意があった。

 打っては5回無死一塁から左中間二塁打し、長野の先制打につなげた。広島とのCSファイナルSは3試合で打率・375。指揮官がポストシーズン前から「2番と8番がしっかりするとうちの攻撃は厚くなる」と期待した通り、攻守で貢献。カメの恩返しだった。

 僅差で初戦を制し、「非常によく守った。きょうは守り勝ったということ」と原監督。第2戦で楽天のエース・田中を叩けば、40年ぶりの日本一連覇へ、視界は一気に開ける。

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