則本 開幕投手任せろ!「僕は思いっ切り勝つ気です」

[ 2013年10月26日 06:00 ]

ダッシュする則本

日本シリーズ第1戦 楽天―巨人

(10月26日 Kスタ宮城)
 Kスタ宮城の選手駐車場。タクシーで帰途に就く前に報道陣に笑顔で対応していた楽天・則本の表情がキュッと引き締まった。

 「“相手が内海さんやから則本では(勝つのは難しい)”と思われるかもしれないけど、僕は思いっ切り勝つ気です。初戦を獲るのは大きいし、獲りたい」

 今季はWBCの激闘の疲れがたまっていた田中の代役で、新人ながら3月29日の開幕ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に登板。黒星ながら試合をつくり、その後もローテーション投手として15勝を積み重ねた。後半戦の開幕も含め自身3度目の「開幕投手」。日本シリーズで新人が務めればプロ野球史上で61年ぶり3人目の快挙となる。大役を通達されたのは23日の練習中。当初の開幕投手と目されていた田中が疲労を考慮して27日の第2戦に回ることが決まり、CSファイナルSで救援登板した21日から中4日での先発が回ってきた。

 巨人とはオープン戦で2度対戦したのみ。もともと中央球界では無名で三重中京大からプロ入りしただけに反骨心は強く「強いチームを倒してなんぼ。日本一のチームを倒したいです」と目をギラつかせた。

 史跡が多い滋賀県出身でかなりの「歴男(歴史好きな男子)」。好きな戦国武将は「織田信長」で理由は「楽市楽座をしたから」という。尾張の地方大名から天下取りを目指して急激に勢力を拡大した姿は、まさに今季の則本と重なる。全国の注目が集まるマウンドに22歳の若武者が上がる。

 ▽オープン戦の巨人対則本VTR 初対戦は2月24日(沖縄セルラー)で、則本が4回2安打無失点。初回、村田とロペスに連打を浴びたが、2回以降は無安打に抑えた。2度目の対戦となった3月24日(東京ドーム)は5回までわずか1安打無失点。4回、松本哲に唯一となる中前打を浴びたが、後続の坂本、阿部を打ち取るなど、2試合で防御率0・00。巨人打線を完璧に封じた。

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