中畑監督 秋季キャンプに筒香連れていかない「荒療治」

[ 2013年10月21日 06:00 ]

 宮崎でのフェニックス・リーグ視察を終え帰京したDeNAの中畑監督が、11月上旬に奄美大島で行われる秋季キャンプのメンバーから4年目の筒香を外す意向を明かした。

 「速い球を打てないとダメだと言っているのに全然できていないし、その意識もない。荒療治をしないといけない」

 19日のフェニックス・リーグ、ソフトバンク戦(アイビー)で直球に差し込まれた筒香の打撃を見て「永遠の4番候補だよ」とボヤいた。球を遠くへ飛ばす類いまれな才能を持ちながら、今季23試合出場で打率・216、1本塁打。就任1年目の12年2月に豪快なスイングを見て「打率3割、30本塁打、100打点も見える」と絶賛したが、今は違う。「10年に1人の逸材と周りに言われて、本人もそういう意識があるんじゃないか。打率2割1分でクリーンアップみたいな顔をしてふざけるな」と語気を強めた。

 見限ったわけではない。現役時代に巨人で同僚だった定岡正二が、79年秋の伊東キャンプに故障で参加できなかったことに奮起し、翌80年にプロ初勝利を含む9勝を挙げた例を出し「はい上がって来ないと」と発奮を促した。3年目を迎える中畑監督は厳しさを前面に出している。

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2013年10月21日のニュース