鳥谷メジャーも 来季去就「じっくり考えたい」

[ 2013年10月21日 06:00 ]

メジャー移籍の可能性が浮上した鳥谷

 流出危機だ! 海外フリーエージェント(FA)権を保有している阪神・鳥谷敬内野手(32)が20日、自身の去就について注目発言。スポニチ本紙の取材に対して「じっくり考えたい」と答え、今オフのメジャー移籍の可能性を否定しなかった。

 ついに沈黙を破った。阪神残留か、それとも早大時代から憧れを抱くメジャー移籍か…。海外FA権を取得している鳥谷が、自身の去就について初めて言及した。

 「まだ何も決めていないけれど、権利を持っているので、じっくり考えたいと思います」

 メジャー移籍の可能性を否定せず、阪神ファンにはショッキングな内容だった。日本シリーズ終了翌日からの宣言期間まで、権利を行使するかも含めて熟考するとした。

 11年シーズン中に国内FA権を取得。12年に海外FA権を取得したが、同年オフは権利を行使しなかった。金本、城島、藤川がチームから去り、借金20の5位に終わったチーム事情を考慮した。

 日本人野手を取り巻く状況が厳しいのは承知の上だ。今季も西武からFAでアスレチックスに入団した中島が苦戦するなど、メジャー市場における評価は年々下降の一途をたどる。そのため、メジャー球団からのオファーは、阪神の今季年俸2億8000万円(推定)を下回ることはほぼ間違いない。それでも鳥谷が以前に「メジャーへの憧れはある」と語っていたように、年俸だけが判断材料にはならない。海の向こうの球団が、阪神にとって強敵であることに変わりはない。

 海外FA権を取得した昨季は、鳥谷の強いメジャー志向に球団側が最大限配慮している。今オフ以降の権利行使の可能性を残す、異例の単年契約で更改。去就問題を先送りしてでも、貴重な生え抜き野手の今季の残留を要望していた。 

 仮にメジャー流出となれば、チーム編成の根幹を揺るがすことになる。今季は遊撃手として、自身初の2年連続フルイニング出場を達成。打順も本来の3番だけでなく、シーズン終盤に26試合で4番も任された。

 侍ジャパンのレギュラーとしても、今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場。2次ラウンド台湾戦では9回2死一塁からの二盗が逆転勝利を呼び、“奇跡の二盗”と称された。シーズン中はブルージェイズ、カブスなどのスカウトが視察も済ませている。昨年以上に鳥谷への関心と評価が高まっており、熟考の末にどのような結論を出すのか注目される。

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