伊東監督 マー君と再戦望むところ「引きずり出す」

[ 2013年10月21日 06:00 ]

ガムをふくらませ練習を見守るロッテ・伊東監督

パ・リーグ クライマックスシリーズ ロッテ-楽天

(10月21日 Kスタ宮城)
 降りしきる雨の中、伊東監督がきっぱりとリベンジ宣言だ。「マー君を引きずり出す。それが俺の理想」。背水の陣で臨む第4戦の、さらに先まで見据えていた。田中の登板は第5戦以降。再び相まみえるために、21日の第4戦は投手陣を総動員して勝利をつかみ取りにいく。斉藤投手コーチは「一戦も落とせないわけだから、先のために投手を残すことはしない」と総力戦を明言した。

 第5戦で先発予定だった唐川を第4戦に前倒しし、この日先発予定だった松永と、19日に先発したばかりの古谷も中1日ながらブルペンに置く。ルーキーの松永が「調整は問題ない」と言えば、古谷も「張りはあるけど問題ない。負けたら終わりですから」と悲壮な決意を口にした。

 CSファーストSからの激闘で疲労はピークに達しているだけに、恵みの雨となった。「短期決戦は一つのきっかけで流れが変わる。休みが欲しいと思っていた」と伊東監督。今季はKスタ宮城で2勝しかしていないが、そのうちの1勝は4月8日の降雨ノーゲーム後の一戦だった。晩秋の冷たい雨が「吉兆」を予感させる。

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2013年10月21日のニュース