国学院大 V争い残った!柿田122球、気迫の完投

[ 2013年10月17日 06:00 ]

<国学院大・亜大>最後の打者を打ち取りガッツポーズする国学院大・柿田

東都大学野球第6週第2日 国学院大3―2亜大 

(10月16日 神宮)
 1回戦1試合と2回戦1試合が行われた。第2試合では国学院大が亜大を3―2で下し、優勝戦線に踏みとどまった。先発の柿田竜吾投手(4年)が5安打2失点で完投し今季3勝目。亜大は開幕からの連勝が7で止まったが、17日の3回戦で勝利すれば、史上3校目のリーグ5連覇が決まる。第1試合は駒大が中大を7―3で破り先勝した。

 敗れれば目の前で亜大の優勝が決まる一戦。9回、1点差に詰め寄られ、2死二塁のピンチを招いた4年生左腕・柿田は、ベンチに下がった。約2分後に再びマウンドへ。最後の打者を二ゴロに仕留めた。「スパイクのひもが切れてしまって…。ベンチ裏では監督から“代えないから頼むぞ”と言われた」と122球の完投勝利に胸を張った。

 120キロ台の直球に、カーブ、スライダー、チェンジアップ。11年春から7連敗中だった亜大打線を緩急で翻ろう。17個の内野ゴロが柿田らしさを表していた。「真っすぐの握りもシュート気味にずらしたり。チームに勝ちを付けられてうれしい」と振り返った。17日の3回戦に勝てば10年秋以来6季ぶりの優勝に望みをつなぐ。鳥山泰孝監督は「全員で勝ち取った勝利。あしたも強い気持ちを持っていく」と引き締めていた。

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2013年10月17日のニュース